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2002年度 基本方針

理事長 岡田 宗之

はじめに

混沌としたこの時代、政治・経済・教育など、様々な分野においてまだまだ、出口の見えない状況で行き詰まりを見せています。特に不透明な経済状況は、私たちの活動にも大きな影を落としています。日本に青年会議所が誕生したときも混沌とした時代背景の中でした。そのような中、志の高い青年たちが集まり青年会議所が生まれたのです。  現在、日本の価値観、社会システムの価値観が大きく変革を求められています。今こそ私たち青年がJC創設当時のような情熱を持って、夢を語りそれを実現していくことが必要なときです。

オンリーワンのまちづくり

2000年4月に地方分権一括法が施行され、私たちのまちを直視した時に、向こう5〜10年の最重要課題は地域主権であると考えます。 地域主権を確立する為には、権限財源の移譲が必要であり、その為には地方自治体の受け皿作りが不可欠であるといわれています。その受け皿作りの手段として合併があるというのが定説です。しかしながら、地域住民の気運はなかなか高まらないのが現状であります。そのような中で、市民主導の成熟した地域を創造していく上において、市町村合併、広域連合等の現状と将来を研究し、JCとしてまちづくりの観点から、活動エリアであるこの須高地域を考え、まちの規模や運動のスケールでナンバーワンを競い合うのではなく、活力溢れる「オンリーワンのまちづくり」を模索していきたいと思います。

積極的変化の創造

この混沌とした時代背景の中で、自分の存在価値や役割を見つめ直してみましょう。自分が家庭、地域、企業、JCにおいてどのような役割を期待されているのかを再認識し、その期待に対して前向きに対処していくことが、自己の積極的変化の創造に繋がっていくのではないでしょうか。今の自分から勇気を出して一歩前へ踏み出してみて下さい。きっと違う輝いている自分が見えてくるはずです。一人ひとりが輝いてLOMが輝けば須高の地域も輝くはずです。 積極的変化へのアプローチとして、「はい、よろこんで」をコミットメントします。 何事にも前向きにプラス志向で考えましょう。そこから夢が生まれて来ます。何か依頼を受けた時、何か誘われた時などに時間的に無理とか、資金的にとか否定する事から考えていませんか?もちろん「YES」「NO」をはっきり言えなくてはいけません。しかし、ほとんどの場合、依頼する側は無理難題を言っているのではないのです。ちょっと頑張り、努力をすれば可能なことを依頼しているのです。「はい、よろこんで」と受け入れ、そして解決すべき問題は何か、その解決方法を見出す努力をしていくことが、頼もしい魅力ある人間へと変わっていくのです。まず、声に出してみましょう「はい、よろこんで」。

あなたは何をもって記憶されたいか

これは、ピーター・F・ドラッカー著『非営利組織の経営』の「自己開発− 人として、役員として、リーダーとして」という章にある一文です。 ドラッカーが13歳の頃、神父が子供たち一人ひとりに「君は何をもって記憶されたいか」と聞いたそうです。そのとき、誰ひとりとしてその問いに答えることはできませんでしたが、神父は「私は君たちが答えられると思っていたわけではない。でも君たちが50歳になってもこの問いに答えられなければ、人生を無為に過ごしたということになる」と言ったそうです。 この、言葉は我々JCメンバーにもあてはまるのではないでしょうか?役職や肩書きではなく、人としての魅力=人間力で記憶されたい。「あなたは何をもって記憶されたいか」 この問いかけに対する自分自身の解答を見出すきっかけや手法がJCにはあると思います。 この神父は我々に向かってこう言うでしょう。 「私は君たちが答えられると思っていたわけではない。でも君たちが40歳になるまでにこの問いに答えるきっかけを見出せなければ、人生を無為に過ごしたということになる」。

子を持つ親として

 私はこの須高の地域が大好きです。私たちの子供たちもこのまちが好きで、このまちにずっと住み続けていって欲しいと願っています。しかし、願っているだけではだめなのです。このまちの自然環境、教育、青少年犯罪等の問題をJCの知力・活力を駆使して問題の解決にあたらなければなりません。 2002年度より完全学校5日制、総合的な学習時間の導入が実施されます。親として地域の大人として、今まで以上に子供たちと密接な関係を持たなくてはなりません。そのふれあう中で、ひとりはみんなのために、みんなはひとりのためにといった「個と公の調和」とは何かということを子供たちと一緒に考えていきましょう。

「我々はこの地球を祖先から引き継いだのではない
我々の子孫から借りているにすぎないのだ・・・。」

より多くの出会いを求めて

 ここ数年、当LOMにおいてメンバー数の急激な減少が組織の運営とそれぞれの事業に大きく影響を与えています。会員の拡大は私たちの活動にとって大きな力となりまた、変革の時代にこそ新しい力と新しい夢が必要になります。 JCは自己修練の場でもありますが、その中で最も重要な事は人との出会いです。川原の石が丸いのは、流れの中で石同志がぶつかり合って角が取れるからです。多くの人との出会いが、自分自身を完全な球体へと磨き上げてくれるのです。  私は人生の最も充実した時期に青年会議所の活動を通して、真剣にひとづくり・まちづくりをしている仲間に出合い、その中で多くのことを経験し学べたことは幸運だと思います。この素晴らしい団体とその活動を一人でも多くの人に理解していただけるよう会員拡大を積極的に進めていきたいと思います。

おわりに

(社)須坂青年会議所は1968年創設以来、2003年に創立35年を迎えます。35周年を迎えるにあたり、多くの先輩方が築いてきた歴史をもう一度みつめ、現在を捉え、未来を見据え、守るべきものは頑固に守り、変えるべきものは勇気を持って変え、未来に向けて行動を起こしましょう。

【基本理念】

自分が輝けば
LOMが輝き     
須高の地域も輝く!
積極的変化の創造をめざして 「はい、よろこんで」

【重点事業】

  1. 会員拡大
  2. 地域主権と広域的なまちづくりの調査・研究
  3. 人間力の開発
  4. 子供たちに夢のある事業の模索
  5. 長野刑務所交流事業

2002年度 (社)須坂青年会議所 スローガン

Yes,We can do!
〜頼もしく魅力ある人間力の創造〜