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理事長 岩井 秀樹 |
はじめに
子供の頃、私たちは21世紀がどのようになると考えていたでしょう。SFの世界で描かれていたものなどを見た記憶があると思いますが、そこには明るい未来が描かれていて、いつかはこうなるだろうと期待を寄せていたはずです。いよいよその21世紀が現実として目の前までにきています。いまの私たちはある程度の分別 がつき、世の中が少しは見えるようになって、低迷した経済や混乱した世界情勢、地球環境の悪化などをまがりなりにも心配する年齢になっています。そうした実情を理解すればするほど、理想と現実のギャップに無力感を感じてしまいます。しかし、ため息を付いていることが私たち若い世代のすることでしょうか。
この2000年度は21世紀への最終準備の年として位置づけてみましょう。プラス思考の発想で、時代の牽引役としての役割を果 たすべく、もう一歩前に出てみましょう。活動意欲を知的探求心から湧き立たせよう
過去からさまざまな事業を私たちは行ってきました。地域の人々の間に浸透し、今もなお息づいている場面 に出会うと多くの喜びを感じます。その中で学んだことは、私たちの事業に対する意欲の強さが事業の成功へと導いていることです。しかし、近年の例会、委員会の出席率の低さを考えると、その意欲がすり減ってきていることに気づかされます。
この意欲とはどこから湧き上がってくるのでしょう。
時代の移り変わりにより、地域の人々の意識も絶えず変化しています。しかし私たちが目指している「明るい豊かな社会づくり」は普遍のものであるはずです。事業が魅力溢れるものとして捉えてもらうために、切り口をもっと見直すべきです。そのために私たちが率先して知的探求心を持ち、もっとおもしろいことを発見しましょう。もっとおもしろいことを創造しましょう。私たちが楽しくなければ、周りの人も楽しいと思うでしょうか。もっと広い視野に立ち、この地域を振り返ればやるべき事が見えてくるはずです。
私たちはこの地域に何を提案していくのかは、私たちがこの地域に何を期待されているのかの裏返しです。そのための“問題意識”という大きなアンテナを広げてください。他のLOMではどんな取り組み方をしているのか、他団体の活動は何をしているのかを知る事は、我々にこれから何をして行くべきかヒントを与えてくれるはずです。地域に開かれたJCを
会員数とは、地域からJC運動が理解されているかの一つのバロメーターといっても過言ではありません。会員拡大を図る中で、「JCって何?」と勧誘先で聞かれることがありますが、そのときほどPR不足を痛感するときはありません。
私たちの運動は「明るい豊かな社会づくり」を、JCメンバー間だけという閉ざされた世界の中に理解を求めているのでしょうか。そうではありません。入会の如何に関わらず、より多くの賛同者を増やすことが大きな目的です。そのために、より開かれたJCを目指していくことが必要だと考えます。そのためのPR活動にもっと力を注ぐべきです。
活動のPRは私たちの普段の態度からも発せられています。広報担当が行っている事業だけではありません。私たちの日々の行動を見て、この団体はどういう考え方をしているか、を人々は判断しています。一人ひとりが日常の生活を通 して、広報活動を行っている事になるのです。これは地道ですが、お金のかからない効率的なPR方法です。家庭、職場、地域で自分を省みてください。聖人君子になれといっているのではありません。JCマンとして生活を送ることは自己修練とPRの両側面 を持っているのです。時間的負担の軽減
私たちは一企業人として、家庭人のひとりとしてJCに携わっています。家庭に負担を掛け、会社に負担を掛けている現状で、どこから理解を得られるのでしょうか。私たちが根を下ろしている部分から少しでも理解を得るために、時間短縮のために、できる限りのことを私たちはするべきです。そこからゆとりが生まれ、JC活動に新たな発想を生み出していけるのならばうれしいことです。
会議時間を短縮するために資料作成を綿密にする。説明のポイントを把握しておく。集合時間を守り、遅刻するときは前もって連絡する。これはマナーだけの問題ではなく、時間短縮に直結した手段なのです。
JCに向ける情熱が、JCに時間をどれだけ費やせるかで判断される風潮のなかで、時間的負担の軽減は組織力の低下に繋がりかねません。しかし時代は変わっているのです。「時は金なり」の格言をもう一度思い出してください。終わりに
古い因習の中で、盲目的に信じているものを検証し、新しい時代にふさわしいものへと導くことは私たちの責任です。硬くなってしまったシステムを、柔軟性のあるものに変えていけるのは私たち若い世代であり、率先しておこなっていくべきでしょう。当然、変化は痛みを伴うこともしばしばです。だからといって失敗をおそれてはいけません。何度でも挑戦できる事が青年としての特権です。何事にも怖れず、面 倒くさがらずに変革へ向かうことはJCとしてあるべき姿です。バイタリティがなくなってしまった若年寄の集団には誰もなりたくないでしょう。1歩前に踏み出しましょう。21世紀はもう目の前です。
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